87CLOCKERS

奏たちがプレイしているゲームジャンル「FPS」とは?

第1巻が好評な二ノ宮知子先生の新作「エイティセブン・クロッカーズ」。
PCの高速化=OC(オーバークロック)、とにかくマニアックな題材ですが、
二ノ宮マジックで面白く読めてしまう、ともっぱらの評判です。

さて現在発売の最新8月号ではオーバークロックとゲームを組み合わせたチーム戦の真っ最中。
これにでてくるゲームが「FPS=ファーストパーソン・シューティングゲーム」と呼ばれるジャンル。
あまり日本では馴染みがありませんが、世界的にはメジャーなジャンルで「HALO/ヘイロー」「CALL OF DUTY/コールオブデューティー」などが有名どころです。
要はプレイヤーの視点でバトルフィールドを移動し、武器や素手で敵を倒していく戦闘ゲームです。とにかく美麗な3D世界がウリなので、最新作品ともなると、マシンの性能が高くないと、ゲーム自体がまともに動かないこともしばしばというシロモノ。

これを、PCの動作速度を細かく手動で上げ下げする「OC」のテクニックで横からアクティブにサポートする、いわば「パソコン二人三脚」な競技が、作中のアキバOCカフェで行われている「それ」なのです…。

マニアックすぎるって…?
いえいえ、これが一読で感覚的に理解できて、
しかも登場人物たちの世界にぐいぐい引き込まれるのが、
マンガ好きならご存知のとおりの、二ノ宮先生のおそるべき手腕なのです…
…ぜひご一読を!

※ちなみに、作品中に出てくる勝負の指標値「fps」こちらは「frames per second」、1秒間に何枚の画像をモニタに表示できるか、ゲームの動きの滑らかさを表す値。大爆発だらけのド派手プレイでマシンに負荷をかけるとこの数値がガタ落ち、OC担当は苦労倍増、競技の得点も下がります。


«   
この作品の関連情報一覧ページへ