‘04年から自身のブログで一日一作品をupして千作品を掲載することを目標に開始した「今日マチ子のセンネン画報」が話題となる。
’06年から2年連続で「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門で審査委員会推薦作品に選ばれ、『センネン画報』(大田出版)として書籍化、一躍人気作家に。その後、さまざまな媒体で多くの作品を手がける。
他の代表作に『cocon』(秋田書店刊)、『みかこさん』(講談社刊)などがある。
世界は残酷で、
悲しく、
そして、優しい
壊れた世界で暮らす少女と
言葉を話す「もの」たちの 生活
すり減っていく石鹸
やぶれたゴム手袋
穴が空き沈む浮輪
使われるいのち
この世界のいのちの在り様
いのちを使うにんげん
にんげんを使うにんげん
物語のクライマックスはこの世界の姿をあらわにし
それぞれの人物がいのちを使うこととその想いを結末へとつなぎます。
叙情派の今日マチ子が描く世界の姿をどうぞお見逃しなく――――――――――
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