食戟のソーマ【312話】のネタバレ｜最新話の感想！

驚きの味

ソーマの料理を食べたマナによって、会場の人の服が次々とはじけ飛んでいく。

おはだけとおさずけが同時に起こっているという。

エリナ「普通のおはだけじゃない？どういう意味ですかお父様！」

あざみ「私も見るのは初めてだ。」

WGO審査員「精神力の波動がさざ波のように広がって、近くの人の服をはだけさせている。。」

遠月審査員「さらに、今起こっているのは服の爆散だ。」

あざみ「”おはじけ”と”おさずけ”が同時に起こっている。」

あおき「なんて異常な力なんだ。」

りょうこ「前の料理のおはだけのせいでローブを着ていたい人たちも、またはだけてく！」

ひさこ「これはサイバアサヒの時よりすごいかしら？」

アリス「はい、マナおばさんはとてもおいしく感じてるようです。」

この状況が認められず声を荒げるアサヒ。

アサヒ「俺のクロスナイフを前にして立っていられる料理人なっているわけがない！俺のパイよりおいしい料理を作れるやつなんて！」

マナ「幸平ソーマの料理がこんなにおいしくなかったら問題なかった。あなたのパイはすばらしかったわ。数えきれないほどの料理人の技術が重なりあって至高の味を生み出してる。でも、あなたの味はしなかったわ。あなたの皿には自分がないという事実から目を背けるため、あなたは他の料理人のナイフを奪ったんだわ。一方で、幸平ソーマの皿には多くの人と会うことで得た彼自身が、彼の経験が詰め込まれていた。」

マナ（このチャーハンはあなたに受け継がれていたのね。）

マナ「審議に移りましょう。」

ソーマ（お前は俺の親父より強いっていった。でも、俺がずっと追いかけていた親父はいつもこれよりずっと強かったぜ。）

ソーマの勝利

ソーマは3-0で勝利。

喜ぶ一同。ソーマのブルーファイナルへの進出が決定した。

アサヒ「お前の勝ちだ、幸平。これを丈一郎に返せ。」

ソーマにナイフを差し出すアサヒ。

ソーマ「なんだこれ？」

アサヒ「丈一郎がお前の家に帰った時、俺はこのナイフと共に働き始めた。俺はこのナイフを使うとき、自分のことをサイバと呼んでいた。でも、今思えばこれは幸平のナイフだ。」

なぜエリナを嫁にしたいんだというソーマの問いに、アサヒは丈一郎と過ごしていた昔のことを思い出す

丈一郎は料理をしながら、アサヒに話しかける。

丈一郎「俺は遠月を辞めた後、世界を旅した。俺の料理への情熱は薄くなっていた。でも、俺はそこで嫁にあったんだ。彼女は変な奴だった。彼女は料理ができなかったが、いつも楽しそうに厨房に立っていた。俺は彼女のおかげで救われたんだ。」

アサヒ「なんで丈一郎は、その人のことを話しているときそんなに楽しそうなの？」

丈一郎「分かった、教えてやるアサヒ。いい料理人になる秘訣は、お前の料理のすべてを捧げたいと思える誰かを見つけることだぜ。」

回想が終わり、アサヒはソーマの問いに答える。

アサヒ「俺は強くなりたかっただけだ。」

ソーマ「本当か？俺には、お前は他の何かを欲しがっているように見えるけどな。」

自分はただ強くなりたかっただけなのか、自問自答するアサヒ。

アサヒは、丈一郎と妻とソーマが幸せそうにしているところを、羨ましそうに見ている自分を思い出す。

試合後、そんなアサヒに廊下で待っていた丈一郎は声をかける。

「お前が何を欲しているかなんて、考えなくてもいい。考えなくてもいずれ手に入る。他の誰が何を言おうとお前ができることは知ってる。だって、俺がお前を料理人として育てた親だからな。」

アサヒは嬉しそうな表情を隠しながら、その場を後にした。

一方、勝利の喜びに浸る一行。

そこに、マナの不穏な言葉が聞こえる。

マナ「でも、勘違いしないでね。幸平ソーマ」